- 生ごみを捨てたいのに新聞紙がない…
- ごみの日を待つと生ごみ臭が…
- 新聞紙を使わない捨て方を知りたい!
上記のようにお悩みの方へ向けた記事です。
生ごみ臭を防ぎながら捨てる方法としてしばしば紹介される新聞紙。
しかし使い切ってしまっていたり、そもそも取っていなかったり、必要なときに新聞紙が無いことも少なくないでしょう。
そこで今回は、新聞紙を使わずニオイを抑える生ごみの捨て方を紹介します。
【生ごみの捨て方問題】新聞紙がおすすめされるのはなぜ?
生ごみの捨て方として新聞紙に包む方法がおすすめされるのは、次の2つの理由から生ごみ臭を防ぐ効果があるため。
- 新聞紙のインクに消臭効果がある
- 生ごみの水分を吸い取れる
そもそも、生ごみ臭の原因は雑菌です。そして雑菌は高温多湿だと繁殖します。
つまり生ごみの水分(=湿気)を吸い取ることで「雑菌の繁殖=生ごみ臭の発生」を防げるのです。
また残念ながら、インクの消臭効果に関しては、日用品で新聞紙の代用となるものはほぼありません。
したがって新聞紙と同様に生ごみを乾燥させられるもの、もしくは密封して生ごみ臭を閉じ込められるものを探しましょう。
【生ごみの捨て方】新聞紙がないときのおすすめ代用品
生ごみを捨てる際、新聞紙の代用品として生ごみ臭を防止・抑制する効果が期待できるのは次の6つです。
- 紙のチラシ
- マンガ雑誌
- 紙袋
- お菓子の袋
- 牛乳などの紙パック
- 使い古したジップロック
新聞紙と同じで「もともと捨てる予定のもの」をピックアップしています。
紙のチラシ
入手しやすさ | ★★★☆☆ |
---|---|
消臭効果 | ★★★★☆ |
生ごみを捨てるとき、新聞紙の代用品として最も使いやすいのはツヤツヤしていない昔ながらの紙のチラシです。
紙なので湿気を吸い取ってくれますし、ある程度の大きさがあって生ごみを簡単に包めます。
ただし新聞紙とはインクの性質が異なり、消臭までは期待できません。またツヤツヤと光沢のあるチラシは除湿効果も微妙で、生ごみ臭が発生しやすいため注意しましょう。
マンガ雑誌
入手しやすさ | ★★★☆☆ |
---|---|
消臭効果 | ★★★☆☆ |
ジャンプなどのマンガ雑誌も、生ごみを捨てる際の新聞紙の代用品として湿気取りに利用できます。
紙の質感が新聞紙と似ているため、生ごみと一緒にごみ袋に入れておけば除湿が可能です。
ただしサイズ感が新聞紙よりも小さく生ごみを包めません。ちぎって、生ごみと一緒にごみ袋に入れる使い方がおすすめです。
紙袋
入手しやすさ | ★★☆☆☆ |
---|---|
消臭効果 | ★★★★☆ |
紙袋も生ごみを捨てる際に便利です。
ある程度の湿気を吸い取ってくれるうえ、生ごみ臭を完全に防ぎたければ袋の口を閉じ切ってしまうこともできます。
デメリットはもったいないように感じる点でしょう。
お菓子の袋
入手しやすさ | ★★★★★ |
---|---|
消臭効果 | ★★★★☆ |
ポテチなどのお菓子の袋に生ごみを入れて捨てるやり方もあります。
お菓子の袋に除湿効果はありません。しかしお菓子がしけらないように空気が漏れない構造になっているため、口を閉じてしまえば生ごみ臭も漏れません。
お菓子を頻繁に食べる方ならお菓子の袋は毎日のように出るごみですし、入手しやすさという点ではピカイチです。
牛乳などの紙パック
入手しやすさ | ★★★★☆ |
---|---|
消臭効果 | ★★★★☆ |
牛乳などの紙パックも、お菓子の袋と同様に生ごみを密閉することでニオイを防げます。
まな板代わりに使った後では利用できない点には注意しましょう。飲み切った後に上の部分だけ開いておいて、そこから生ごみを入れてテープでとめます。
使い古したジップロック
入手しやすさ | ★★☆☆☆ |
---|---|
消臭効果 | ★★★★★ |
黄ばんだりしわが目立ったり、使い古してもう捨てるジップロックも生ごみを捨てる際の防臭に便利です。
密封してニオイを閉じ込める目的ですが、お菓子の袋や紙パックとの違いは開け閉めが前提になっていること。チャックを閉めれば生ごみ臭が漏れず、テープでとめる必要もありません。
ジップロック自体が頻繁に捨てるものではないため都合よく使い古しがあるかは微妙なものの、防臭効果で言えば6つの中でもトップです。
新聞紙を使わない生ごみの捨て方
ここでは、そもそも新聞紙を使わない生ごみの捨て方を紹介します。具体的には次の5つです。
- 専用の生ごみ袋を使う
- 冷凍庫で保管する
- 火を通して乾燥させる
- 消臭剤をかける
- 生ごみ処理機を使う
普段から新聞紙を使わずに生ごみを捨てていれば「生ごみを捨てたいのに新聞紙がない」と困ることもありません。
便利だと思う方法があればぜひ参考にしてみてください。
専用の生ごみ袋を使う
生ごみを捨てるとき専用のごみ袋というものがあります。また一口にごみ袋と言ってもさまざまで、主な種類は下記の3つです。
- 普通のゴミ袋よりも密閉しやすく、生ごみ臭が漏れないもの
- 穴が空いたビニール袋で、三角コーナーの代わりに水切りとして使えるもの
- 穴が空いた紙袋で、三角コーナーの代わりに水切りとして使えるもの
基本的にはどれも良し悪しですが、おすすめで言えば1つ目>3つ目>2つ目の順です。
穴が空いた袋は三角コーナーの代わりにはなるものの、新聞紙と違って水分を吸い取ってくれるわけではありません。水切り効果にも限界があります。
であれば、初めから生ごみ臭を閉じ込められる袋を買ったほうがいいというわけです。
おすすめはBOSという生ごみ袋。
実際使ってますが、全くニオイが漏れません。毎日使い捨てても1年で4,000円ほどなので財布にも優しい商品です。
穴が空いたタイプが欲しければ、シンクリンという「生ゴミ用水切り紙袋」がおすすめです。
冷凍庫で保管する
先ほど、生ごみ臭は高温多湿な環境で強くなりやすいとご説明しました。
冷凍庫は温度が約-18℃、湿度が約20%と高温多湿とは真逆な環境です。したがって微生物が繁殖できず、生ごみ臭も発生しません。
手順も簡単で「生ごみが出たらポリ袋に入れて冷凍庫にしまう→ごみの日の朝にまとめてごみ袋に入れて捨てる」だけ。真夏に魚の骨などを入れていても、生ごみ臭が気になったことはありません。
ただし下記のような方にはおすすめできない方法でもあります。
- 生ごみを冷凍庫に入れることに抵抗がある
- 毎日たくさんの生ごみが出るため冷凍庫がすぐいっぱいになる
- そもそも冷凍庫に生ごみを入れるスペースがない
火を通して乾燥させる
「水分が生ごみ臭の原因なら、加熱して水分を飛ばしちゃえ」という方法です。
実際、カラッカラにできれば生ごみ臭はしません。にんじんの皮など野菜系の生ごみが少量だけあるときにはおすすめできます。
ただし、とにかく時間がかかることが難点。玉ねぎのみじん切りを炒めるときを想像するとわかりやすいですが、カラッカラにしようと思うと少なくとも数十分はかかります。
どうしようもない場合の切り札的に頭の片隅に置いておきたい、といったところです。
生ごみ処理機を使う
「加熱して生ごみの水分を飛ばす」という過程を自動でやってくれるのが乾燥式生ごみ処理機です。
ドライヤーと同じ仕組みで、生ごみに温風を当てて乾燥させてくれます。生ごみ臭がなくなるうえ、三角コーナーが不要になるためシンクもスッキリします。
デメリットは安いものでも3〜5万円ほどかかること。「生ごみ処理のストレスがなくなるからお値段以上の価値があった」という声もありますが、安い買い物ではありません。
おすすめはloofen(ルーフェン)という生ごみ処理機。コンパクトで使いやすく、コスパもトップクラスです。
消臭剤をかける
「いろいろな方法を試したけど、どれもダメだった」というときの最終手段です。
強力なスプレーなら、生ごみを入れた袋やごみ箱にプッシュするだけで夏場の生ごみ臭も消してくれます。
おすすめはFade+(フェードプラス)という生ごみに特化して開発された消臭スプレー。
2,530円とお高めなだけあって、1〜3回プッシュするだけでまる2日ほどは生ごみ臭を抑えてくれる優れものです。また1本で420プッシュが目安なので、1日1プッシュなら1年以上保つと思えば高すぎることもありません。
新聞紙がないときの生ごみの捨て方まとめ
新聞紙がないときにおすすめな生ごみの捨て方は次の4つです。
- 紙のチラシで包む
- お菓子の袋に入れて口を閉じる
- 専用の生ごみ袋を使う
- 生ごみ処理機を使う
頻繁に自炊をする方にとって、生ごみの捨て方は一生つきまとう問題です。
新聞紙を使わず、かつ新聞紙より生ごみ臭を防げる捨て方を習慣にしてしまったほうが、長い目で見てストレスが少ないかもしれません。
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