- 生ごみを冷蔵庫で保管するのは清潔?
- 冷蔵庫に生ごみを入れてニオイは大丈夫?
- 上手に冷蔵庫で生ごみを保管するコツは?
特に3月〜10月の気温が高い時期。
生ごみを燃えるゴミの日まで放置すると、嫌なニオイやコバエ・ゴキブリが出て不快な思いをする方も少なくありません。
そこでおすすめなのが「生ごみを燃えるゴミの日まで冷蔵庫で保管する」方法。生ごみを冷蔵庫に入れることで、ニオイも虫も出なくなります。
食べ物と生ごみを一緒にすることに抵抗を感じる方もいるかもしれません。が、例えば野菜の皮は、むく直前まで冷蔵庫に入っていますよね。
本記事では、生ごみを冷蔵庫で保管するメリットや保管のコツ、抵抗がある方向けの代替案などを紹介します。
生ごみのニオイ・虫に悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね!
生ごみを冷蔵庫で保管するメリット4選
生ごみを冷蔵庫で保管するメリットは次の4つです。
- 生ごみ臭が発生しない
- コバエ・ゴキブリが湧かない
- シンクを清潔に保てる
- ごみ捨ての不快感が減る
私がズボラなのもあるとはいえ、個人的な感想としてはメリットの方がかなり大きかったです。
試すかどうかはもちろん個人の自由ですが、抵抗を感じている方もまずはメリットを確認してみてください!
1. 生ごみ臭が発生しない
生ごみを冷蔵庫で保管するメリットの1つ目は生ごみ臭が発生しないことです。
いや〜な生ごみ臭は、生ごみをエサにして雑菌が繁殖することで発生します。そしてこの雑菌は、高温多湿な環境で繁殖しやすい性質。
冷蔵庫内は温度が低いのでニオイの原因である雑菌が繁殖せず、生ごみ臭も発生しません。
三角コーナーに生ごみを置いていても、気温が低い冬場は夏よりもニオイが出づらいですよね。
生ごみに関するお悩みで一番多いのが嫌なニオイ。生ごみを燃えるゴミの日まで冷蔵庫で保管することで、生ごみ臭を感じない生活を送れます。
2. コバエ・ゴキブリが湧かない
生ごみを冷蔵庫で保管するメリットの2つ目はコバエ・ゴキブリが湧かないことです。
コバエやゴキブリも、細菌と同じく高温多湿な環境を好みます。冷蔵庫内はコバエやゴキブリが生息しづらい環境になっているので、生ごみを保管していても虫が寄ってきません。
温度 | 湿度 | |
---|---|---|
ゴキブリが好む環境 | 25℃〜 | 70%〜 |
コバエが好む環境 | 30℃〜 | 70%〜 |
冷蔵庫内の環境 | 2〜5℃ | 60% |
お米に虫が湧かないようにするために、冷蔵庫に入れることがありますよね。生ごみに虫が湧かないようにするときも理屈は同じです。
ちなみに、北海道にゴキブリがいないことも気温の低さが理由と言われています。
またゴキブリは成虫でも3mmほどの隙間があれば侵入できると言われますが、冷蔵庫は密閉状態されています。隙間からゴキブリが入ってくる心配もありません。
3. シンクを清潔に保てる
シンクを清潔に保てることも生ごみを冷蔵庫で保管するメリットのひとつです。
三角コーナーのヌメヌメも雑菌が原因。三角コーナーにシンクを置いていると、頻繁に水がかかって常に湿気が多い状態になりますよね。すると雑菌が繁殖してヌメヌメがどんどん増えていきます。
三角コーナーを洗っていても、夏場は雑菌が繁殖するペースの方が早いです。。。
生ごみをすぐに冷蔵庫に入れるようにすれば、シンクに三角コーナーを置く必要がありません。当然、ヌメヌメになった三角コーナーを洗う必要もないです!
4. ごみ捨ての不快感が減る
生ごみを冷蔵庫に入れるメリットの4つ目は、ごみ捨ての不快感を軽減できることです。
生ごみを常温で放置すると嫌な生ごみ臭が発生します。生ごみ臭は常に感じるものですが、特にごみ捨ての際に顕著でしょう。
生ごみをゴミ袋に入れて袋の口を閉じる際、押し出された生ごみ臭で吐き気がしたことが誰でも一回はありますよね。
私は、普段よりもごみ捨てのときの生ごみ臭が気になってました。。。
また三角コーナーからごみ袋に移す際は、手が汚れます。水分だけでなく雑菌のヌメヌメもあるので、ぱっと見以上に汚い上に気分も落ち込みやすいです。
生ごみを冷蔵庫で保管することで、こうしたごみ捨ての不快感がかなり少なくなります。
【ズボラ流】生ごみを冷蔵庫で保管するときの3つのコツ
生ごみを冷蔵庫で保管するときのコツは次の3つです。
- タッパー+ポリ袋で生ごみケースを用意する
- 食べ残しは別の袋に密閉する
- 生ごみ専用のスペースを作る
ズボラな私でも続けられるレベルまで簡略化した方法を紹介します。マメな方は、プラスαで工夫を加えてみるのもいいかもしれません。
慣れるまでに多少は時間がかかりますが、慣れてしまえば楽チンなのでおすすめです!
1. タッパー+ポリ袋で生ごみケースを用意する
冷蔵庫内に置いておくための生ごみケースを「タッパー+ポリ袋」で用意しましょう。
一番大切なのは、袋ではなくケースに生ごみを入れることです。ついごみ袋に入れてしまいがちですが、ケースにすると次のようなメリットがあります。
- 生ごみを入れやすい
- 冷蔵庫内で自立するのでゴミがこぼれない
- 冷蔵庫から出し入れしやすい
とはいえ生ごみを直接入れるとタッパーが汚れてしまいます。また冷蔵庫内とはいえ雑菌が残るので、時間が経つとニオイも出るでしょう。
ポリ袋を被せて、ポリ袋ごと生ごみを捨てるやり方がおすすめです。タッパーが汚れることはほとんどないので、洗うのも月に1,2回程度で問題ありません。
「タッパーだと小さい」という方は、100均などに売っている取手付きのカゴが使いやすいです!
2. 食べ残しは別の袋に密閉する
食べ残しの生ごみを別の袋で密閉して冷蔵庫に入れることもポイントです。
野菜の皮や切り落としは、もともと冷蔵庫に入っていた状態からさほど変わっていません。
しかし魚の骨などの食べ残しは、箸をつけている・見た目がぐちゃっとしているなどの理由から冷蔵庫での保管に抵抗を感じる方もいるでしょう。「食べ残しを冷蔵庫で保管するのはちょっと…」という場合、別の袋で密閉するやり方がおすすめです。
食べ残しでも気にならない方は、他の生ごみと一緒にケースに入れちゃって大丈夫です!
密閉してあれば、見た目がぐちゃっとしていてもなぜか気にならなくなります。
煮物やお味噌汁などの場合は必ず水分を切ってから袋に入れましょう。万が一こぼれてしまうと大惨事です。
3. 生ごみ専用のスペースを作る
冷蔵庫で生ごみを保管するコツの3つ目は生ごみ専用のスペースを作ることです。
雑菌が繁殖しないとはいえ、生ごみはどうしても見た目が汚く感じてしまいます。食品と一緒に雑多に入れると、ゴチャゴチャが強調されてより汚く感じるでしょう。
仕切りなどは必要ないですが、生ごみ専用のスペースを設けるやり方がおすすめです。整理されていれば、生ごみが入っていてもぱっと見の汚らしさはほとんど感じません。
また、ごみ捨ての時にわかりやすくなることも生ごみ用スペースを設けるメリットのひとつです。
「生ごみと間違えて、食品を捨てちゃった」のようなミスを防げます!
冷蔵庫保管に抵抗があれば「生ごみ処理機」がおすすめ!
ここまでご紹介したように、数日であれば生ごみを冷蔵庫で保管していても汚くありません。とはいえ、心理的に抵抗がある方がいることも当然です。
そこで、以下ではイヤな生ごみ臭・コバエを防ぐための冷蔵庫に代わる方法を紹介します。
乾燥・圧縮でニオイを抑える「乾燥式生ごみ処理機」
生ごみ臭・コバエを防ぐ方法の1つ目は「乾燥式生ごみ処理機」です。
乾燥式生ごみ処理機とは、温風の力で生ごみを乾燥・圧縮してニオイや虫を防いでくれる便利家電のこと。
生ごみ臭やコバエ・ゴキブリは、湿気が多い環境で発生します。生ごみを乾燥させることで、ニオイの原因である雑菌や虫が繁殖しない環境を作れるのです。
コンポストタイプの生ごみ処理機は、生ごみ臭とは別のツンとした発酵臭が漏れることがあります。ニオイ防止のために生ごみ処理機を買う場合は乾燥式がおすすめです。
おすすめの生ごみ処理機は下記の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてください!
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冷凍してニオイを抑える「生ごみ専用冷凍庫」
普段使いしている冷蔵庫に生ごみを入れることに抵抗がある場合、専用冷凍庫もおすすめです。
生ごみを冷凍庫に入れることで、冷蔵庫よりもさらに雑菌が繁殖しづらくなります。
ご家庭の冷凍庫を開けても、食べ物が腐ったようなニオイがすることなんてないですよね。理屈はそれと同じです。
抵抗がなければ、他の食品と同じように冷凍庫に入れるのももちろんOK。抵抗がある方は専用の冷凍庫を試してみてください。
ここ数年で冷凍ごみ箱の勢いが増していますが、中でも人気な商品が「CLEAN BOX」です。
生ごみだけではなく、紙おむつやペットシーツなどニオイが出やすいごみは何でもポイっと捨てるだけ。汎用性の高さも魅力です。
CLEAN BOXAmazonページはこちら
ただし、冷凍する場合は冷蔵にはないデメリットも気にしなくてはなりません。
それぞれを比較した上で、ご家庭にあった方法を選んでくださいね。
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まとめ|夏場の生ごみは冷蔵庫で保管しよう
今回は生ごみを冷蔵庫で保管するメリットや保管のコツなどを紹介しました。
燃えるごみの日まで生ごみを冷蔵庫に入れておくことで、生ごみ臭やコバエ・ゴキブリを防げます。不快感が減るだけではなく、衛生面も改善できるのでぜひ試してもらいたい方法です。
とはいえ「生ごみを冷蔵庫に入れるのは抵抗がある」という方もいるでしょう。
抵抗がある場合は乾燥式生ごみ処理機を使ってみてください。温風によって生ごみを乾燥・圧縮することで、生ごみ臭やコバエ・ゴキブリとは無縁の生活を送れます。
乾燥式生ごみ処理機は120万台以上売れている人気機種「loofen(ルーフェン)」がおすすめです。
loofeについて、詳しくは下記の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね!
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