- パナソニック生ごみ処理機のデメリットはなに?
- 入れてはいけない生ごみはある?
- 生ごみ処理機のアース線ってなに?
国産大手メーカーの信頼もあり、パナソニック「MS-N53XD」は生ごみ処理機のなかでも抜きん出た人気商品のひとつです。しかしデメリットも存在するため、買ってから後悔しないよう事前に確認しておかなくてはいけません。
この記事ではパナソニック生ごみ処理機のデメリットやその解決方法などを紹介します。購入を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。
生ごみ処理機に共通するデメリット7選
まず知っておきたいのは、パナソニックだけではなく多くの生ごみ処理機に共通しているデメリットです。今回は代表的なデメリットを4つ紹介します。
1. 処理中の香ばしいニオイが気になる人もいる
生ごみ処理機のデメリットの1つ目は、処理中のニオイです。
パナソニックの乾燥式生ごみ処理機であれば、くっさい生ごみ臭が漏れることはほとんどありません。ですが生ごみを乾燥させるという仕組みから、香ばしいニオイが出ることがあります。
体調を崩している人や妊婦さんなど、ニオイに敏感な人は気になるときもあるくらいの強さです。「焦げくさい」と感じるほどではないですが注意しておきましょう。
どうしてもニオイが気になる場合は、コーヒーやお茶の出涸らしを生ごみと一緒に投入してみてください。ニオイ成分を吸着してくれるので、生ごみ臭も香ばしいニオイも緩和されます。
2. 電気代がかかる|パナソニックの場合1日およそ30円
生ごみ処理機を稼働させるには電気代がかかります。通常はそのままごみ袋に入れるだけなので、生ごみ処理機を利用しない場合には発生しない費用です。
とはいえパナソニックの生ごみ処理機でかかる電気代は、1日およそ30円※。生ごみ臭がなくなることを思えば、それほど大きな出費ではありません。
またパナソニック生ごみ処理機を利用すると、生ごみをおよそ1/7に圧縮できます。
生ごみを捨てる際に必要なごみ袋の量が減るので、ある程度は電気代を補えます。
しかし最近の電気代高騰の影響もあり、不安な方もいるかもしれません。生ごみをまとめずこまめに稼働させる、2,3時間で乾燥状態を確認して終わっていたらすぐに停止する、などの方法で節電できます。
※1kWh=27円で計算
3. 定期的な手入れが必要
生ごみ処理機には定期的なメンテナンスが必要となります。メンテナンスと言っても本体やバスケットを綺麗にする程度なので、炊飯器を洗うようなイメージです。
お手入れ頻度の目安は1週間〜1ヶ月に1回ほど。特に難しい作業はなく5分程度で終わります。
生ごみの投入量が少ない・週に1,2回しか生ごみ処理機を利用しないなどの場合は、それほど汚れないのでお手入れ頻度を少なくしても大丈夫でしょう。
4. 入れてはいけないものがある
生ごみ処理機のデメリットの4つ目は、入れてはいけないものがあることです。パナソニック「MS-N53XD」の場合は下記のものを投入できません。
- 生ごみではないもの
- 有機物だが食べられないもの(動物のフンや割り箸など)
- 硬い生ごみ(動物の骨や卵の殻、貝殻など)
- 大量の柑橘類の皮(みかんやオレンジなど)
特に「生ごみだけれど入れられないもの」には注意しましょう。
柑橘類にはリモネンという引火性の高い成分が含まれています。パナソニックに限らず、すべての乾燥式生ごみ処理機に投入しないほうが無難です。
生ごみではない有機物や硬い生ごみに関しては、入れられる生ごみ処理機もあります。たとえば「loofen(ルーフェン)」はどちらも投入OKです。
パナソニックの生ごみ処理機に特有なデメリット3選
ここからは、パナソニックの生ごみ処理機に特有なデメリットを3つ紹介します。ほかの生ごみ処理機と比較検討する際に参考にしてください。
1. 乾燥式の相場よりも価格が高い
パナソニック生ごみ処理機の1つ目のデメリットは、乾燥式生ごみ処理機の相場よりも価格が高いことです。
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容量が大きかったり乾燥時間が短かったりなどの強みがあるので、ただ高いだけではありません。ですが8万円はなかなか手を出しづらい価格です。
パナソニック生ごみ処理機を購入する際は、生ごみ処理機の助成金を利用しましょう。自治体によりますが、2,3万円ほど安く買えるケースが多いです。
たとえば埼玉県さいたま市では、下記のような助成金制度が設けられています。
助成割合 | 購入価格の2分の1 |
---|---|
助成金額 | 上限20,000円 |
さいたま市に住んでいて、助成金を利用してパナソニック生ごみ処理機を購入した場合、実質の負担金額は63,000円です。安くはありませんが、もとの値段と比べるとかなりハードルが下がりますよね。
2. 本体重量が12kgあるので動かすのが大変
パナソニック生ごみ処理機は、本体が重い点も注意が必要です。生ごみを投入していない状態の本体重量で12kgあるので、成人男性でも動かすには一苦労します。
- 32インチの液晶テレビ
- スイカ2.5玉
- 2,3歳の女の子
生ごみ処理機は頻繁に移動させるものではないので、大きな懸念点ではありません。ですがキッチンの模様替えをする際にはデメリットに感じる場合もあるでしょう。
3. アース線の接続が必要
パナソニック生ごみ処理機の3つ目のデメリットは、アース線の接続が必要なことです。
漏電が起きた際、故障や感電を防ぐために電気を地面に逃がす役割をするコードのこと。電子レンジや冷蔵庫などの家電に備えられている。
アース線は付属しているため購入不要です。ただしアース端子がないと設置できないため、設置箇所が限られる点に注意しましょう。
キッチンであれば、コンセントとアース端子が併設されています。下記の動画の手順に従ってアース線を接続してください。
アース端子がない場合や屋外に設置する場合にはアース工事が必要となります。状況によりますが、アース工事にかかる費用は5,000円〜20,000円ほどです。
電子レンジや冷蔵庫みたいなキッチン家電と思えば、重さもアース線もデメリットではないかもしれません。
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パナソニックの生ごみ処理機は生産終了?新型はある?
現在通販サイトなどで入手できるパナソニック生ごみ処理機には、主に下記3つの機種があります。
モデル | 生産状況 | 特徴 |
---|---|---|
MS-N48 | 生産終了 | 初期モデル |
MS-N53 | 生産終了 | MS-N48から消臭力を強化したモデル |
MS-N53XD | 生産中 | MS-N53からさらに消臭力を強化したモデル |
「MS-N48」と「MS-N53」はすでに生産終了しており、現行型・最新型は「MS-N53XD」です。
「MS-N53」と「MS-N53XD」の違いは消臭能力だけですが、生産終了モデルの流通が少ないこともあり、基本的には「MS-N53XD」のほうが安く購入できます。
パナソニックの生ごみ処理機を購入したい場合は最新型の「MS-N53XD」がおすすめです。
まとめ|パナソニック生ごみ処理機のデメリットを確認しよう
今回はパナソニックの生ごみ処理機「MS-N53XD」のデメリットを紹介しました。あらためてまとめます。
- 乾燥式の相場よりも価格が高い
- 本体重量が12kgあるので動かすのが大変
- アース線の接続が必要
価格の高さは気になりますが、その分、容量が大きく処理速度が早いのでデメリットというよりは優先順位でしょう。特に4人以上の家族であれば、容量の大きさがありがたい場面も多いです。
生ごみ処理機を使うことで、イヤな生ごみ臭やコバエのストレスから解放されます。助成金を使ってお得に購入することもできるので、ぜひ検討してみてくださいね。
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